2012年4月29日日曜日

グッバイチベット!!

長いようで短かったチベットツアー。
最終日はエベレストベースキャンプからネパールとの国境の町までひたすら移動です。

朝焼け


朝8時に出発予定が、ガイドが寝坊して8時半になり、そのことでまた少しもめる。
うちらが起こさなかったら起きなかったよね。
彼は寝坊の理由をSくんに押しつけ、最後まで謝りませんでした。
あー!本当に腹立つ奴だった!!!




そして、この日は完璧にガイドくんが仕事放棄。
なにも説明しない。
なので、ドライバーのおっちゃんがさりげなくガイドしてくれました。
見晴らしのいいところでは速度をゆるめてくれたり、見所のある場所を指さしてくれたり。
このドライバーのおっちゃんは、大きいかばんにマイ布団を持参している変わった人でした。

Kくん、Sくん、私。R氏撮影。


国境の町に到着すると、あたりはネパールのトラックだらけ。
カラフルでクラクションが特徴的。

国境の町で一泊して、イミグレに向かい出国手続き。
大行列でした。
それもそのはず、係員が一人ずつくらいしかいないらしく手続きが進まない。
それなのに、かばんを開けられて荷物検査。
重点的に本やノートを確認してました。

荷物検査が終わり荷物を片付けようとしていると、係の人に乱暴に荷物をつめられる。
全体重をのっけてしまうんだもん。
かばん壊れるんじゃないか??と心配になるほど。
結果、洗顔料がバックパックの中で爆発してました。
チベットのお寺でもらったチケット類が全部だめになってました。
半券がポストカードになっていたから、とっておいたんだよね。
悲しいし腹立たしいし!!

そんなこんなでチベット終了です。
やーっと、今いるネパールのことが書ける!

by K

ベースキャンプ


テント群から車で15分程のところに、ベースキャンプがあります。
ここからエベレストにアタックするみたい。
ぽつぽつとテントが見えます。

エベレストベースキャンプ!

黄色いテントがたくさん。

さて、ここからが一番エベレストが近く見える地点です。
ここで日の入りを見たいと伝えてあるにもかかわらず、我らがガイドくん「写真を撮ったらすぐに車に戻ってこい」と言い出した。
彼いわく「日本人は問題を起こしたことがあるから、長居することを警察がだめだと言っている」とのことでした。
警察に「日の入り見たいんだけどいい?何時くらいになる?」と聞いたら「いいよ。20時くらいかな。」との軽いお返事いただきました。
もう・・・ガイドの仕事ってなに??
邪魔をすることなのか??

太陽光でお湯を沸かします。

私の中でイライラはピークに達していました。
4人で高台に向かって歩いているときに、ガイドくんから呼び止められました。
「俺たち先帰ってるわ。だから歩いて帰ってきて。」
「いや、送迎費用払うんだからそれはないだろ。もし、歩くとしたらもちろん半額になるんだよな。」
「それはわかんないよ。俺は知らないから運転手と交渉してくれ。」
それを聞いて私の何かがはじけとびました。
いっつもいっつも「わからない」「知らない」「わからない」「知らない」・・・
お前本当にガイドかよー!!!

「ファッ●ン!!!!」

町であったかわいこちゃん

まさか自分の口からこんな言葉が飛び出るとは。
すかさずSくんが運転手に聞きにいくと言い出してくれ、R氏と2人で聞きに行きました。
残されたKくんと私。

暴言はいてややこしいことになったらどうしよう・・・
口からでた言葉は戻らないし。
落ち込み始めた私を慰めてくれるKくん。

話し合いの結果、あっさり半額になったらしい。
(警察の許可がおりなかったのか、結局帰るまでドライバーさんとガイドは待っていた)

日の入りまで待つ事3時間。
寒すぎてR氏の体調はだんだん悪くなったり。
同じ日の入り待ちの中国人が双眼鏡を貸してくれて、エベレストをもっと間近にのぞくことができたり。
寒くてガタガタ震えてたら中国人がストール貸してくれたり。
中国人の優しさに救われた3時間でした。
エベレストがほんのり赤く染まった様を見ることができて本当によかったです。



そして宿に帰って夕飯タイム。
食事はすごく高かったです。
私とSくんはライスを頼み、Kくんが持っていた「ごはんですよ」をもらいそれを夕飯にしました。
「ごはんですよ」をご飯でいただいたのは初めてで、おいしさに感動しました。
のりとお醤油の味が愛しくてしかたなかったです。
よし、私も持ち歩くぞ!

おいしかったー!


夕飯食べて少し体があったまったら星空タイム。
みんな星空楽しみにしていて、夕飯食べ終わったらそわそわし始めて。
R氏はそんなみんなを微笑ましげに見ていました。
みんなで下を向いて宿を出て、せーの!で星を見上げたら。

満天の星空。
こんなにたくさんの星を見たことないです。
今まで見た星空で一番きれいな星空でした。
がんばってここまできたかいあったな。
私の知り合い全員に見せてあげたい。
流れ星も見ることできたし。

Kくん撮影

Sくん撮影



このチベットツアー。
本当にお天気に恵まれていて、なにもかもがすてきに見ることができました。
行くのは大変だけど、もう一度あの星空が見たいなー。

by K





エベレスト!!

旅の前半の山場はここ!
・・・と勝手に思っていたエベレスト。
標高も高いので高山病が心配でした。
チームで動くので、体調悪くなって迷惑かけたらどうしようかとか。

標高5248mのトイレ

エベレストが見えて本当にほっとしました。
無事みんなでエベレストを見ることができた!

繋いだ手の下に見えるのがエベレスト!


さぁ、ベースキャンプへ向かおう!!
テントに泊まるぞー!!

お散歩シリーズ。

急に車が止まり降ろされる私たち4人。
「ここが今日の宿だ」とガイドくん。

そこには小さいお寺さんと、何件かの宿が見えるけど。
テントはないよ??

「こういう宿じゃなくて、テントに泊まりたいんだけど・・・」
「ははっ(鼻で笑われる)。この道見てみろよ。雪つもってるからこの先にはいけないぜ。」

なんだとー!!!
前日にベースキャンプのことをガイドくんに聞いたら、宿の値段すらわからず。
仕方が無いから同じ宿に泊まっていたツーリストに宿の値段等知ってるか聞いてみたら・・・
「昨日ベースキャンプの手前にある宿に泊まったよ!テントで一泊60元だったよ!」
とあっさり教えてくれてたのであります。
昨日テントに泊まれて、今日は泊まれないってどういうことだー!!
怒ろうとしたら、同じツアー会社のランクルがさっそうと私たちを追い抜いて雪道を走って行きました。

行けるんじゃん!!!

ガイドくん急に無言になって、車に乗り込む。
無事車は雪道をこえて走り出す。
こ・・・こいつ・・・

ガイドってなんだろう・・・


車を走らせること10分。
無事テント群に到着。
「宿は全て60元だから、ここにしよう」と勝手に宿を決めるガイドくん。
オフシーズンだからか客引きはたくさん。
R氏とKくんはもう少し安いテントを探しに、Sくんと私はガイドおすすめのテント宿の中を確認。
ふむふむ。なかなかいいじゃん。

外に出るとR氏が40元のテントを発見。
じゃ、そっちに泊まろう。
ガイドくん、あっち40元だからあっちにするよ。

なぜか怒るガイドくん。
40元のテントの人にチベット語でまくしたてる。
結果なぜか70元になりました。

それを聞いて私たちが怒らないはずないよね。
Sくん、英語で抗議しまくる。
R氏も珍しく声を荒げる。

ガイドくんの主張
・この人は英語わからない。中国語でしか話せない。
R氏とSくんの主張
・中国語でやりとりしたんだけど・・・ていうかお前は黙ってろ!

テントに無事泊まれるのか??


そのすきにKくんと私は、安くとまれそうなテントを探しにいきました。
和やかに値段交渉を始めるKKコンビ。
「えー、もうちょっと!」
「お願い!」
和やかに日本語で交渉です。
のんびり40元までになったところ、R氏とSくんがガイドがすすめるテントに向かって行く。
最初の宿のお姉さんがやり取りを聞いて「この人(ガイド)頭悪いから・・・ごめんなさい。うちも40元でいいから」てなことを申し出てくれたらしい。
こっちも40元だしなーと迷っていたら、最初の宿のお姉さんが35元まで落としてくれた。
だったらしかたないか。
ガイドくんがむかついたから、高くても違う宿に泊まりたい気持ちはあったんだけどね。

かれこれ30分くらいはもめていたでしょうか。
標高高いのに声を荒げたため、R氏は少し酸欠気味に。
荷物を置いて一息ついて、ここからもう少し先にあるベースキャンプで日の入りを見ようと移動します。

移動の際の送迎費用として一人25元請求されて、少しもめたことは疲れたので省略します。
最初からかかるかな?と思っていた費用なので、払うことに決めて送迎をお願いしました。

続く



by K

2012年4月28日土曜日

ギャンツェ→シガツェ

ラサ観光も終わり、ネパールへ向けての移動の旅が始まりました。
チベットの旅も後半戦??
ランクル移動で楽ちん旅と思いきや、後部座席に4人詰め込まれる形になったのできつきつ。
我々2人は小柄なのでいくらか楽だったかな。
Kくん(175cm)Sくん(185cm)は辛かったんじゃないだろうか。


ぎゅうぎゅうに押込められてます。

ぎゅうぎゅうの車内の中で、朝ご飯を食べおやつを食べ、写真を撮りお昼寝し。
よくがんばりました。

この日最初の観光地はヤムドク湖。

上から見るとこんな感じ。でかいです。



湖のほとりをお散歩。

そして、お昼休憩。
ガイドくんに連れて行かれたレストランに入ってみると・・・
高い!!
それもそのはず。
ガイドくんとドライバーさんの昼食代はツアー代に組み込まれているので、自分のお財布は痛まない。
だったらおいしいとこで食べたいんだろうね。
「ここが一番安い」とか言われたけど、そんなわけあるかーい!
ガイドくんを振り切って、お財布に優しいローカルレストランで食べました。

豪華なレストラン。バイキングとかあった。
お財布に優しいレストラン。お味はGOOD!

そして、お寺観光。
ギャンツェの白居寺。


各階に部屋がたくさんあり、そこに仏像や壁画があります。
とてもすばらしかったのですが、カメラを持ち込むのにお金がかかったので写真はありません・・・。
チベットのお寺さんは、だいたいそういうシステムでした。
そこでがっちり稼ぐのね。

次のお寺はシガツェにあるタシルンポ寺。



1時間で見てこいと言われて、駆け足で見学。
ここも写真を撮っていいところは少ないし。
大きな仏像が4体ほどありました。

実はこの日のお寺見学。
ほぼノーガイドでした。
だから、いまいちよくわからず。
我らがガイドくん。
ガイドという仕事を放棄しはじめました。

次の日はとうとうエベレストベースキャンプに宿泊です。
テントのような宿泊施設があるということなので、そこに泊まって満点の星空がみたい!!
そんな私たち4人の儚い願いは叶うのでしょうか。

続く

by K

チベタン料理

チベットのおいしいものってなんだろう。
片っ端から食べてみました。

まずは朝食で食べていたこれ!


メニューにはフライドヌードルって書いてあったんだけど・・・
これがでてきました。
しっとりしたパンだね。
(中国語はパンは面包。これをどうにか英訳するとこうなるの??)


そして昼食はいつもこれ!(安いから)

トゥクパ。
かなりおいしいです。
味はほぼ沖縄そばです。
R氏と2人でびっくりしました。
豚は入っていないけど、ヤク肉がのっています。


チベット料理を片っ端から頼んだある日の夕飯。

タントゥク。
平べったい麺?モモの皮?が入っている。
ちょっとピリ辛スープでうまうま。



左から、ザンパ、ミートポテトライス、モモ。
ザンパはひとまず置いといて・・・
ミートポテトライスはヤク肉とじゃかいものカレー。
モモはチベット風餃子。
両方うまうまです。

そして、ザンパ。
ただの粉です。
どうやって食べたらいいのかわからず。
お店の人に食べ方を聞いてみると、握って固めて食べろとのこと。

で、やってみた。

固まらない・・・
机の上に粉がぼっろぼろに舞う。
お店の人たち大爆笑。

両手でこねたKくん。
ちゃんと固まった。
味は砂糖の入っていないきな粉。
けっこうお腹がふくれます。


豪華料理といえばギャトク!!

チベット風お鍋。
これが激うまーい!!
こういう食事は大人数じゃないと食べれないし、楽しくないよね。
4人でわいわいお鍋つついて大興奮。
お野菜も久しぶりに食べれました。

こんな感じでチベット料理堪能しました。
全ておいしい!!

だが、これだけは受け付けぬ。

バター茶。
セブンイヤーズインチベットでブラピが顔をしかめて飲んでいたお茶。
なんとも説明しがたい味です。
臭いホットミルクに塩が入っている味・・・R氏談。

4人の感想
K・・・おいしくない。震えがくる味。
R氏・・・あったかければ飲める。
Kくん・・・普通に飲める。割とうまいかも。
Sくん・・・道ばたでバター茶の臭いをかぐだけで気持ち悪くなる。

by K

ラサ観光2

ラサ観光2日目はポタラ宮へ。
ダライラマが生活したり政治を行ってたりするところ??
セブンイヤーズインチベットで出てきたところだー!!と興奮して終わりました。
1時間しか見学できないらしく駆け足で見学。
ガイドくんの説明も看板通り。
そして全ての説明が「モーストインポータント」から始まるため、どこか一番重要なのかはわからずじまい。
他のツアーガイドさんのガイドを盗み聞きしたら、うちのガイドくんより丁寧でおもしろかった・・・。

内部は撮影禁止


ガイドくんと一緒に観光するのは疲れるので午後の予定をキャンセルしてもらい4人で適当に観光をしました。
ガイドがいないとスムーズに観光ができるー!!

巨大なマニ塚


そして、夜のポタラ宮へ。
ラサって田舎だと思ってたんだけど、町は電飾でギラギラ。
ここは某テーマパークでしょうか??

ここはどこ??

いろいろあって60周年。

ギラギラな公園。




夜のポタラはライトアップされていてきれいでした。
ぼんやり見ていると音楽が流れ始め噴水のショーが!!
ここは・・・どこ??
なんだかすごかったです。
いろいろなことを考えてしまいました。
うーむ。

夜のポタラ宮

噴水ばっしゃーん!!!


by K

2012年4月27日金曜日

ラサ観光1

コルラ休憩中

さて、チームチベットは無事にラサに到着いたしました。
4人とも高山病の気配はなく元気。
駅前でガイドと合流。
チベットに入ると、ガイドという名の監視をつけなくてはなりません。
めんどくさい。

そのガイドくんについてはおいおいみっちりと書くとして・・・

とりあえず宿を探して町をふらふら。
(ガイドくんはチェックインを見届けて帰りました。どの程度の監視が必要なのかいまだにわからず。)



お土産物屋さんで気になったものの値段を確認。
言い値は高いが値切りやすい雰囲気。
チベットの人は思ったよりのりがいいです。
値切り初心者の私でさえ値切れます。



高山病対策のため1日目は早めに休むことに。
ラサ滞在2日目。
ガイドくんが迎えにきて観光に。
ジョカン(お寺)とセラ(お寺)へ。

五体投地


ジョカンは宿から歩いてすぐのお寺です。
お寺の周りには五体投地をしている人がたくさんいます。
入場料はかなーり高いけど、地元の人の大行列を横目にすいすい観光することができます。
某テーマパークのファストパスみたいなもんですね。





午後はセラへ。
前日にガイドくんから遠いからタクシーで行こうと言われていました。
「観光客はバスに乗れないんだよ。ガバメントの方針でね。」
・・・なーんて、えっらそうに言っていましたけど。
ガイドブック等見てみると、ばっちりバスの料金まで載ってるから。

バスに乗れないなんてことがあるかい!とつっこむと、「トライしてみるよ」と一言。
そしてすんなりバスに乗ることができました。
R氏は「ガイドってそんなもんさー」と平静でしたが、私は少しだけイライラ。

さぁ、答えろ!

お答えします。


そんなこんなでつきました。
セラ寺。
タイミングがよく禅問答の修行を見ることができました。
お坊さん同士がお互いに難しい問題を出し合うのですが、問題を出すときにパーンと手を強くたたくのが特徴。
見てておもしろかったです。
(修行を見ておもしろいっていうのもなんだけど・・・)

セラ寺を一望できる場所があるらしく、みんなでそこに行こうと話し合いガイドくんに伝えたら「行けない」とのこと。

以下、ガイドくんの主張
・外国人は立ち入り禁止
・時間がないからだめ(お寺の閉館時間)

ガイドブックに一望している写真があって、地図まで載っているのに行けないとはなぜだー!(しかもその場所はお寺の外だから時間は関係なさそう)

30分くらい言い合いをしても事態は変わらず平行線のまま。
仕方がないので入り口にいる警察に聞いてみることに。

警察はもちろん英語がわからないので、話はうまく通じず。
近くにいたおっちゃんが英語が話せたので聞いてみると・・・

「あー、行けるよ。こっちこっち。」

と親切丁寧に教えてくれました。
なーんだ。やっぱり行けるんじゃないか。
その答えを聞いてガイドくん、超不機嫌。
嫌そうについてきてくれました。

少し高台にあがって眺めた景色はとてもきれい。
ごねたかいがありました。



しかし、このガイドで本当にいいのだろうかと心配になった私。
ガイドをチェンジしたほうがいいなじゃないか??
R氏に聞くと「ガイドなんて、だいたいこんなもんだからいいんじゃない?」とのお返事。

4人の中で一番英語ができるのがSくん。
自然とSくんがガイドくんと一番コミュニケーションとってくれていました。
Sくんにも聞いてみると「正直不満はあります。でも、ごねればなんとかなるんでいいですよ。」とのお返事。

Kくんも「これ以上変なのきても嫌ですよねー。」と言っていたので、ガイドは変えずこのまま行こうという結論。

結果として、このガイドくんと最後までおつきあいしました。
しかし、これからさらにもめることになるとは、我々4人が知る由もありませんでした。

続く・・・

この旗のことをタルチョといいます。

壁画が特徴的。

地元の子どもとKKコンビ。

セラ寺では鼻の頭を黒くしている子どもがたくさん。


by K