2013年3月26日火曜日

コジャイケ

マーブルカテドラルがある町、トランキーロからブエノスアイレスまで、うまく移動すればバスで2日でつきます。
それを狙って次の移動の拠点となる町、コジャイケに到着。
さっそく、ブエノスアイレス行きのバスを聞くと、直行はないとのこと。
しかも、乗り継ぎのための経由地にいくのにも、2日後のバスしかない・・・
他の移動手段等みんなで考えた結果、動かず2日後のバスを待つことに。

あまり情報がない町で、またしても足止め。
(実はマーブルカテドラルへ行く際も、チャルテンで2日、チレチコで1日足止めされてます。ここらへんは、交通の便がものすごく悪いのです。)
物価の安い国ならいいんですが、チリとアルゼンチンは物価が高い。
滞在すればするだけ、お金が減っていきます。

インフォメーションで安宿を聞いて、とりあえずそこに向かいます。
妥協できる値段だったので仕方なく2泊。
ただ、ここは本当にあったかい宿でした。
おばあちゃんと、息子さんと娘さん。
なにかとお世話をやいてくれます。

お腹がすいてると言えば、リンゴがあるから食べろと言われるし。
夕食食べてのんびりしてれば、スイカがでてくるし。
ぼんやりしていたら、魚屋に連れてってくれるし。
ネットばっかしてたら、観光スポット教えてくれるし。

というわけで、おすすめされた観光スポットにいってみました。
宿から歩いて20分くらい。

のんびりとした町

気持ちのいい風景

田舎道をてくてく歩いて行くと、橋にあたります。
そこからの眺めがおすすめとのこと。
ここの見所は、岩が男の人の横顔に見える!!

わかります?崖が横顔にみえますよね

お!本当に男の人の横顔に見える!!
・・・と一瞬喜んで観光終了です。

車が走るとゆれる橋

なんにもない町だけど、人がよいので過ごしやすかったです。
本当にチリ人って、みんないい人なのです。
アルゼンチンでは、たまに差別っぽいことされたり、冷たくされたり・・・

アルゼンチンなんて帰りたくない!!
と5人で話しながら、目指すはブエノスアイレス。

by K

マーブルカテドラル

パタゴニアを旅する。
・・・のパタゴニアって国なの?
私はそう思っていましたが、これは地域の名前です。
日本で言う「湘南」と一緒です。
そんな地名はないけど、地域はある・・・みたいな。

アルゼンチンとチリにまたがっています。
なので、この地域を移動するときは、アルゼンチンとチリの出入国を繰り返します。
おかげでパスポートにはスタンプがいっぱい・・・

というわけで、アルゼンチン側チャルテンから目指すはチリ側マーブルカテドラル!
宿で一緒だったNくんも口説いて、またまた5人旅です。

マーブルカテドラルは、yoshiさんchiemiちゃんに誘われ急遽いくことにしたところです。
というか、パタゴニアほとんどこの2人に乗っかってきました。
ウシュアイアさえ、行く予定じゃなかったのです。

このマーブルカテドラル。
まだまだ有名ではない観光スポットです。
移動情報も町の情報も十分では有りませんが、行き当たりばったりで行くことに。

マーブルカテドラルがあるトランキーロという町まで、チャルテンから3日かかりました。
直通のバスはもちろんありませんし、その方向に向かうバスも毎日ありません。
この物価の高いパタゴニアで、何日も足止め。
お金が飛んでいきます。

町のインフォメーションで、ひたすら情報をかき集めたり、道行く車にひたすら行き先聞いたり。
そして、5人から増えて行くメンバー。
ここら辺の宿で出会う日本人は、ほとんど目的地が一緒。
最終的には9人で動いてました。
(シェラで会ったKさんとも再会!シェラで会った人との再会率すごいです。)

詳しい移動情報は、最後にどどんっとリンクをはらせていただきます。

やっとのことでついたトランキーロという町。
本当に小さい町です。
商店が2軒しかありません。
ツアー会社はコンテナです。

ここで申し込み。おじちゃんが目印

ここではカバーニャに泊まりました。
コテージを一棟借りて生活するスタイルです。
薪をくべる暖炉もあります。
あったかいし、なかなか気持ちもよいです。
のんびりしたいけど、なにもなさすぎるし、お金もかかるのでさくっと観光。

翌日ツアーに参加しました。
ボートでマーブルカテドラルへ向かいます。

これで朝8時。日の出が遅い
ものすごく寒かったです
ここで、マーブルカテドラルとはなにか!
直訳すると大理石の教会です。
自分の目で見てみると、きれいな洞窟でした。

とにかく水がきれい
洞窟の中に入ってきます
きれいでしょ
壁がマーブル模様

うねっとマーブル

洞窟なので日の光が入らないと、きれいに見えないらしいです。
洞窟を後にしたら急に曇ってきました。
ぎりぎりセーフの観光でした。

これからまたブエノスアイレスに戻ります。
・・・が、この移動も大変だったな。

by K

マーブルカテドラルへの行き方を知りたい方はこちらをのぞいてみてください。


2013年3月23日土曜日

チャルテン

氷河の町からパタゴニアマークの町へ。
バスで3時間程で、チャルテンに到着します。
アウトドアブランド「パタゴニア」のロゴマークって、ここチャルテンのフィッツロイ山のシルエットからきているのです。
南米くるまで知らなかった、まめ知識。

フィッツロイのバス停で、ばったりちーちゃんと遭遇。
入れ違いで、カラファテに去っていきました。
そして、Nくんとも再会。
チャルテンで一番安いと思われる宿に泊まっていたので、みんなで転がり込みました。
また、5人です。

ここからフィッツロイの朝焼けを見るために、1泊2日のキャンプ。
4時間くらいかけてキャンプポイントに向かい、そこから早朝に1時間半かけて朝焼けポイントに登るそうです。
yoshiさんは朝日が見たいので、キャンプをするとのこと。
chiemiちゃんもキャンプ派。

なのですが、私は大のトレッキング嫌い。
山登りなんて疲れるだけじゃないか。
R氏も私もアウトドアそんなに好きではないのです。
ずーっと反対していたのですが、R氏が敵に寝返りしぶしぶ行くことに。
テントと寝袋と食料を持って、いざフィッツロイへ!!

写真を見ればお分かりになるかと思いますが、曇りだったんですよね。
到着した日も天気が悪く、フィッツロイは全然見えません。
晴れると信じて歩き始めます。

左からK、yoshiさん、chiemiちゃん

久しぶりの山歩き。
そんなに険しい道ではないので、すいすいと登れました。
それはもうすいすいと。
一番嫌がってたくせに、一番先頭歩いてました。

歩くとすぎに絶景ポイントが。
見渡す限り人工物がない景色。
すごく気持ちがいい景色でした。
写真じゃ伝わらないけど・・・

すごく壮大な景色なのです


歩いて2時間くらいで、1つめのキャンプサイトに到着。
きれいな湖の向こうに見えるは、フィッツロイ?!

あの雲の先は・・・

少し待つと全景が見えてきました。
パタゴニアのマークだー。

ちょっと見えてきた!

きれいにみえた!フィッツロイ!

きれいに見れました。
確かにパタゴニアのロゴってこんな感じだったかも?

そこからさらに2時間登ります。
あまり疲れてなかったのでさくさくっと。
そして、最終目的地2つめのキャンプサイトに到着。
中2以来のテント泊です。

我が家

けっこう快適?
大人4人はけっこうきゅうくつでしたけど、あったかかったです。

そして、早朝5時半。
R氏とyoshiさんは、フィッツロイを見に山にでかけていきました。
私とchiemiちゃんは、寒くて眠かったのでお見送りだけ。

ここからはR氏の写真を解説していきます。
R氏とyoshiさんは水だけで、登ったらしいです。
かなり険しい道を1時間半。
頂上ついたら凍えるほどの寒さ。

フィッツロイは見えない?

赤くなってきた!見れるか??

・・・見えない

足をがくがくしながら帰ってきました。
写真のとおり残念ながら朝焼けはみれなかったそうです。

私とchiemiちゃんもちゃんと朝焼けの時間に起きて、山の方を見てみたのですが、雲がかかりすぎてたので、すぐに諦めて寝ました。

そんなわけで、きれいな朝焼けを山で見ることはできませんでした。
こればっかりは自然なので仕方ないですね。

下山はずっと小雨でうっとうしかったのですが、この天気ならではの景色を見ることができました。

れいんぼー

虹。
空気が澄んでいて、虹もきれいで、ほっと一息。


おまけ1
チャルテンの町を出るときに、宿から朝焼けをみることができました。
遠くからですがすごくきれい。
これを間近にみれたら、素晴らしかったんだろうな。

これが間近で見れたらなー


おまけ2
きれいな景色をみると「世界はおれのもの」という気持ちが沸き上がってきます。
ジャイアニズム・・・

俺のもの!

by K

カラファテ

お次の町は、氷河の町。
その前に、マゼラン海峡を渡りました。
よく聞くけど、どこにあるかわからなかった海峡。
こんな南の果ての海峡だったのですね。


フェリーで少しだけ渡りました

そして、夜中の12時半に町につきました。
予約していた宿に入ったのですが、安い部屋はもう人を入れてしまったとのこと。
ちょっと高い部屋で一泊し、すぐに宿移動。

そして、氷河ツアーに挑みます。

なのですが、イマイチぴんときていなかった「氷河」。
実は氷河ってなんだかよくわかってなかったんですよね。
というより、流氷と間違えてました。
北海道で見れるやつかーと思いながら船に乗っていると・・・

目の前に想像以上の氷の固まりが!!

きれいな水色できれい

固まりの後ろには、氷の壁が!!

想像より大きかったです

氷河から吹く風は冷たかった

圧倒される大きさ。
とにかくでかいのです。

予想以上に感動しました。
そして、トレッキング。
人生初アイゼン。
雪山登山のような気分で氷河へ。

アイゼンって重い・・・

最初は歩きにくいし、怖いしだったのですが、徐々に慣れてきます。
周りは真っ白で、照り返しでまぶしいです。

気持ちよい天気でした


所々に、クレパス(氷と氷の裂け目)ができています。
落ちたら、体温で周りの氷が解け、ずるずると下がっていくそうです。
おそろしい・・・

3日後には割れる・・・らしい


ひたすら歩き回り、隙があれば写真を撮り。
ガイドがなぜか厳しい人だったので、おふざけ許されません。
真面目にひたすらついていきます。

氷河トレッキングの最後には、氷河のロックウィスキー。
チョコレートもでます。
疲れた体に染み渡るウィスキー。
何年前の水かわからない氷で飲めます。
ちょっとしたロマンですね。

ウィスキーオンザ氷河のロック


お昼を食べて、別のスポットへ。
今度は氷河を少し遠いところから眺めます。
そこで見れるのは氷河の崩落。
トレッキングをしているときも、遠くからドーンという低い音が聞こえてました。
ここのスポットからは、その音も楽しめ崩壊の瞬間も見ることができるそうです。
自然まかせなので、運が良ければの話ですが・・・
制限時間は1時間。
外は寒く、そんな時間いらないと思っていたのですが足りませんでした。

氷河を見つめて1時間。
何回か崩落を見れることができました。
が、小さいものだけだったのかな?
崩落の前は、みしみしっと音が聞こえてくるので、耳もすませて目もこらして。
なかなか楽しかったです。

崩落直後の写真。


おまけ1
カラファテ味のアイス。
ここの地名はこの実からきているそうです。
味はブルーベリー。

高かった・・・


おまけ2
必死に雪山を登っているR氏。
・・・に見えますよね?
ただのトリック写真です。

クライマーR氏
by K

2013年3月18日月曜日

ペンギン島(ウシュアイア)

ブエノスアイレスから飛行機でウシュアイアへ。
Nくんkanwaさんとお別れして、4人旅になります。

とうとうこの日がやってきました。
南米最大の山場、ペンギン島。

ペンギンを間近に見たい。
ペンギンとたわむれたい。

わくわくしながらツアーに参加します。
最初に湖に寄り道。
あんまりぴんとこず。
次は斜めに生えている木へ。
風が強いので斜めになっちゃったという木たち。
このとき、風は一切吹いていなかったのに、木だけみると暴風みたい・・・

風ないんですよ

横倒しになっている木

ここもあとにして、ボートに乗り換えます。
10分でペンギン島へつくとのこと。

だんだん近づく島。
ぽつぽつ見えてくるペンギンの影。

上陸すると笑っちゃうくらいのペンギンの数。

ペンギンだらけ


けっこう近くによっても、逃げようとしないペンギン。
見学ルールとしては、2mはペンギンと距離をあけないといけないとのこと。
でも、ペンギンから近づいてくるときは2m以内になってOKらしい。
ペンギンが近寄ってくるって・・・


今の時期は残念ながら、子どもはいません。
しかし、最後の一匹がいました。
どーんと座っていて、あまり動かない子ペンギン。
ぶさかわいい。

ふわふわで抱きしめたい


3ヶ月前に突如現れた、キングペンギン。
一匹だけ違う柄で、あきらかに目立ってました。

一人だけ違う・・・


穴の中をのぞいてみると、そこにはだいたいペンギンがいます。

もぐら叩きではなくペンギン叩き


2mルールを適用できないくらい近くに、ペンギンが寝そべってたりします。

近すぎ!


見つめ合ってみたり


写真を撮ってくれとばかりに、2匹で並んでたたずんでいるペンギンがいます。

双子ちゃん??


1時間しか島にはいれなかったのですが、ものすごく楽しかったです。
体感としては10分くらいしか、島にいません。







ボートに乗って島をでるときは、涙が出そうに・・・
ペンギンと離れたくない。

そんな中、突然拍手が。
同じツアーのカップルが、プロポーズをしてめでたく結婚することになったそうです。
ペンギンの前で結婚を申し込むって、なんてすてきなんでしょう。
その発想もすばらしい。
末永くお幸せに。

最後は博物館でしめくくり。
さっき見ていたペンギンの骨が展示されていて、なにやら複雑な気分。

案外スリム


おまけ1
アルゼンチンといえばステーキ。
ステーキといえば赤ワイン。
このコンボで太りました。

毎日ステーキ

横倒しの木のワイン


おまけ2
ウシュアイアの町は小さくて静かで。
町にはペンギンが歩いていることも・・・

世界の果てと書いてあります

ペンギン?!


by K