2013年6月18日火曜日

グランドサークル7(アーチーズ編)

お次の観光はアーチーズ。
岩の橋がたくさん立っているからこういう名前だとか。

とにかく公園内が広いので、キャンピングカーで移動。
最初にビジターセンターで地図をもらい、ルートの相談をします。
日本人だと言うと、日本語の地図が出てきてびっくり。
さすが観光地。


公園内の移動は車です

最初に向かったのは、ランドスケープアーチ。
そろそろ崩れてしまうのではないかという繊細な岩の橋です。
この日も天気がよく、ウェーブでお日様恐怖症になった私はハラハラドキドキ。
外を歩くのがものすごく怖くなっていました。
片道歩いて15分くらいだったので、難なくクリア。


ほっそいアーチ

すごく細い部分が気になりました。
どうやってできるんだろう。

次はアーチーズの一番の名所、デリケートアーチへ。
のはずなのですが、往復3時間くらいの道のり。
行きたい人だけ行くことに。

KYカップルとR氏だけ観光してきました。
私は行きたかったのですが、熱射病のトラウマによりお留守番。

R氏は「ちゃちゃっと走って行ってくる」と謎の言葉を残して去って行きました。
そして、1時間後帰還。
楽勝だったらしいです。


このお兄ちゃんと競って走ってたそうです

デリケートアーチ

R氏はこの旅で一番良かった場所はここだとのこと。
なら、一緒に行きたかった・・・
本当に後悔しました。

R氏が帰ってきてから、私が見たかった場所へ。
ビジターセンターのお土産物屋さんで買ったポストカードが、かわいい壁画の写真でした。
ここに行きたいなとつぶやいていたら、すぐそばにあるとのこと。
ちょろっと歩いてみてきました。


お気に入りの壁画

実物は思ったより小さくて、本当にかわいかったです。
誰がどんな気分で書いたのでしょ。
よく見ると、犬とか馬に乗った人とかいろいろいます。

ここら辺から、今までみてきた自然たちは本当に自然なのか・・・という議論もでてきました。
そのくらい、不思議なんですよね。
例えばこの岩。


雫型の岩が乗ってます


どうやったら、こんな岩できるんでしょう。

これは人が掘ってるんじゃないか・・・
アメリカ人が誰もが通るバイトで、掘ってるんじゃないか・・・

とかくだらない想像してました。
自然って本当に不思議ですね。

by K

グランドサークル6(リチャードさん編)

とっても親切なリチャードさん。
帰りにおすすめな所があるとのことで、ちょっと寄り道。
場所の名前は覚えてないのですが・・・

アメリカのドラマや映画のロケ地である。
ゴーストタウンである。
ある一族が住んでいて、その一族は大家族であった。

そんな場所です。

ここの地層は夕焼け色の虹みたいにきれいな模様でした。
淡い紫とピンクとオレンジと。

人もそんなにいないし、リチャードさんが撮影ポイントで車を止めてくれるので、体調が悪い私でも楽しんで観光できました。





そこからやっとカナーブに帰宅。
S姐さん、Mちゃん、Jさんがシチューを作って待っていてくれました。

リチャードさんをご招待して、みんなで楽しいディナー。
リチャードさんは、芸術家らしく自分の画集を見せてくれました。
グランドサークルの壁画集など、興味がそそられる本まで持ってきてくれていたので、英語がわからなくても楽しい会でした。

実はリチャードさん。
前々から車がかっこよくて気になっていた人でした。
Jさんが「車を見せてくれないか」と頼むと、快く見せてくれました。
リチャードさんが乗っている車は古いキャンピングカー。
お父さんがどこかから拾ってきて、2000時間強を使って使えるように直したとのこと。




銀色ぴかぴかで、まるっこくてすごくかわいいんですよ。
こんなおしゃれなキャンピングカーがあったんですね。

Jさんが、ちょっと中に入って見ていいか聞くと、もちろんOK。
芸術家さんなだけあって、中もすごく素敵でした。




キッチンとかレトロでかわいすぎ!

by K

2013年6月5日水曜日

グランドサークル5(いざ!ウェーブ編)

朝6時半すぎにカナーブを出発。
神様ことリチャードさんに登り口まで送ってもらいます。
さぁ、かかってこいウェーブ!

ここウェーブは一日20人しか(犬も一人とカウントされます)入場を許されていません。
そのうちの一人になれたって、けっこう運がよかったのかな?

「帰りは14時くらいに迎えにくるよ。もちろん遅くなってもいいよ。」と言い残し、爽やかに去って行くリチャードさん。
ありがたいことです。
車に積んであったゲータレードもくれました。

そこからは抽選時にもらった秘密の地図を見ながらウェーブを目指します。
簡単な写真と方角が載っているのみなので、迷ってたどり着けない人もいるとか・・・
広大な土地なので迷って亡くなったかたもいるみたいです。
まさに命がけ。
水も一人1ガロン(4リットル)持って行く事を奨励されています。

暑いのがとにかく苦手な私。
とにかく、ウェーブに速くたどりつきたい一心で歩きます。
砂地には人の足跡がたくさんあるので、自信を持ってすすめます。


こんなに足跡があるなら、この道であってるだろう

岩場を歩いたり、登ったり・・・


砂地と岩場

岩場をひたすら歩く

お日様がでなければ、あまり辛くはありません。
が、お日様の存在感はんぱないです。
とにかく暑い!
肌を出していると、水分全部持ってかれて疲れるので、肌を隠していったのですが、逆に汗だくだく。

2時間歩いてやっとウェーブっぽいポイントへ。
すごく小さい場所だったので、この先に写真でよく見るビッグウェーブがあるんだと考え進みました。


ウェーブっぽいポイントで記念撮影

さまようこと2時間。
お日様も頂点にのぼり、日陰はほとんどありません。
とうとう頭も痛くなりはじめてきました。

日陰を見つけてそこで少し休憩させてもらいました。
他の3人は、ウェーブ探し。
探しても見つからず、あたりには誰もいない。
仕方がないので、最初のウェーブっぽい所まで戻ることに。

うっすらお気づきの方も多いですよね?
最初のウェーブっぽいところが、ウェーブでした。
すごいところだ!という先入観があり、そこだとは誰も思わず・・・
ウェーブ地点にやたら人がいるので、メインのウェーブはどこかと聞いたら「ここだ」と。
あの地獄の炎天下の2時間はなんだったんだ・・・


the wave

ぎゅんって曲がってます

ここだったのね・・・

意外にも小さかったんですよね。
それでも不思議な地形を見ているのは、飽きませんでした。
旅にでて知ったのですが、火山とか、カルデラとか、地層とか大好き。
それだけでも、ここにこれてよかったな。

予想以上にふらついてしまったので、1時間くらい見学して帰ります。
またまた暑い中、戻って行くのですが、帰りは目印があまりないので、すぐに道がわからなくなります。
体力がないのに、ちょっと迷うとかは本当にきつい。
水を頭にかぶりながら、歩きました。

だんだん暑さで頭がもうろうとなり、頭痛もしはじめ、倒れるんじゃないか怖くなってきました。
前を向いても、後ろを向いても、右向いて、左向いても、人の気配はないですし、救急車がやってきてくれる保証もなし。

ここで倒れたら人生おしまいだ。

それだけを考えて、必死に歩きました。
途中から涙が止まらなくなり、泣きじゃくりながら歩いてました。
本当に暑いの嫌いなんですよね。
この体験がもとで、炎天下恐怖症になりました。
後の観光で、後悔することがでてくるのですが・・・

そして、やっとついた念願の駐車場。
リチャードさんがクーラーボックスに氷水を入れて、その中にゲータレードやアイスティーをたくさん冷やして待っててくれました。
私の顔色を見るとすぐに、ゲータレードをくれたリチャードさん。
遠慮しているひまはなく、冷たいゲータレードをがぶがぶ飲みます。
冷たくておいしくて安心して、やっと笑えるほどまで回復しました。

おまけ
砂漠地帯にだってお花は咲きます。





by K

グランドサークル4(ウェーブ準備編)

さてさて、ウェーブ行きの準備です。
登り口までは、カナーブから車で約1時間弱。
大きなキャンピングカーでは行くのは難しいとのこと。
なので、車を借りることから始めます。

ホースシューベンドへ行く前に、町に一つしかないレンタカー屋へ寄りました。
そこで待ち受けていたのは、びっくりするぐらいでかい犬。
ボウくんです。お利口さんでした。


よだれだらだらのボウくん

犬を触りつつ、話を聞きつつ・・・
値段もそこそこ払えそうな額で一安心。
とりあえず、車を見せてもらうことに。


ボウくんの大きさわかります?

ウェーブに行くまでの道が悪いので、普通車は貸したくないとのこと。
ぼろぼろのピックアップトラックを貸してくれました。
えっと・・・3人は、座席に座れるけど、一人は荷台??
贅沢も言ってられないので、それを借りる事に。
ホースシューベンドの帰りに、レンタカーをピックアップして帰りました。

夕飯の買い出しに、車をだそうと思いレンタカーのエンジンをかけようとしたのですが・・・

かからない!
うんともすんとも言わない!
まさか、壊れてる??

ウェーブ行くのに、この車が壊れたらどうしようもない・・・
キャンプサイトのオーナーに頼んで、レンタカー会社の人を呼んでもらいました。

がんばって直してくれようとするけれど、収拾がつかないくらいにいろんなところをあけていくレンタカー屋のおじさん。
素人がそこまで分解していいんだろうか・・・と見ているこっちが不安になります。

見ていても車が直るわけじゃないので、買い出しへ向かいます。
帰ってくるまでに車が直りますように。

買い物から帰ってくると、まだ車が置いてあります。
のぞいてみると、いろんな線がびよんびよんでている状態・・・
これはだめだ。

がっかりしながらキャンピングカーに入ると、留守番組はみんな笑顔。
なんと、送り迎えしてくれる人を見つけたと。

そんな神様本当にいるのかい・・・

半信半疑で話を聞いてみると、
1 初めての抽選会で、R氏に話しかけてきたアメリカ人のおじさん。確かそのときに、娘さんが大阪に嫁にいったとかそんな話したな。
2 キャンプサイトに泊まっていて、さっきウェーブに行ってきたとの話。
3 KYカップルが車が壊れたから、車を貸してくれないかと交渉したところ、だったら送り迎えしてあげるよ。
と、とんとん拍子に話がうまくいっていたみたいです。

なんでそんなに親切にしてくれるかと聞いたところ、
「日本でたくさん親切にされたから、それのお返しがしたいんだ。」
とのこと。

本来なら次の日に出発する予定だったのに、急いでないからと1日を私たちのために空けてくれました。
いくらかお支払いしますと申し出たところ、じゃぁキャンプサイト代一泊分をということに決まったみたいです。(3000円程度)
あとは、ディナーにご招待。

これでなんとかウェーブに行けそうです。
お弁当も作って、明日に備えます。

by K

2013年6月3日月曜日

グランドサークル3(ホースシューベンド編)

カナーブ3日目。
前日の夜に、キャンピングカーが揺れる程大騒ぎをして、記憶をなくした人が2名。
Jさんと私です・・・
楽しいお酒だったので、よしとしよう。

抽選は2回目。
朝起きた時点で、お酒が残っていてなんだか笑っていた。
ハッピーな気分で抽選にのぞむも、またもはずれ。
これって当たるのか?

この日はのんびりとバーベキュー。
R氏特製の焼き肉のたれ!!
カナーブのキャンプ場は居心地よすぎて最高でした。
広々としていて、山も見えます。
緑もたくさんあり、オーナーのおじちゃんの話していること8割はジョークです。
がんばって聞き取ってるのに、冗談だったときの徒労感ったら・・・


広々としたキャンプ場

緑が目に気持ちいいです

そして、カナーブ4日目。
抽選3回目。
今日はずれたら出発して、また最後に戻ってくる予定を組みました。
3回も抽選していると、ちょっとだれてきて携帯ゲームをぴこぴこいじっていたら・・・

「ナンバー39。K!!」

急に呼ばれた自分の名前。
あれ?私のナンバーって38じゃなかったっけ?

勘違いもいいところで、見事に当選しちゃいました。
残念ながら3人チームははずれ。
R氏と私、KさんYちゃんカップルの4人がウェーブに行けることに!!

大興奮のKYカップル。
一番行きたがってたもんね。

というわけで、この日は近場のホースシューベンドをさらっと観光。
ホースシューベンドとは、「ホースシュー」馬の蹄鉄、ベンド「曲がってる」という意味で、簡単に言うと、馬の蹄鉄のように曲がっている川です。


言われてみれば、そう見える

写真で見ると、こんなものかと思いがちですが、広大な景色が広がっていて気持ちのよい場所でした。
絶壁ばかりなのに柵もなく、けっこう怖いです。


たまに事故もあるらしいです

はしゃぐJさん、撮るMちゃん、見守るS姐さん

下をのぞきたいけどこういう所苦手なJさん

それにしても暑いです。
あたり一面砂漠地帯なので、影になるようなものがありません。
乾燥しているので汗もそんなにかきません。
一番危ない暑さです。

その暑さの中、次の日にはウェーブへ。
ウェーブもほとんど影ができないような地帯を歩いて行きます。
暑いのが苦手な私。
生きて行って帰れるのか、不安を覚えました。


明日はウェーブ

by K

グランドサークル2(アンテロープキャニオン編)

最初の目的地カナーブ。
ここはウェーブの抽選所がある町です。

ウェーブとは一日に20人しか入れない場所で、そのうち10人は事前にインターネット抽選で決まります。
残り10人を前日に抽選するという仕組みです。
毎日、朝9時からの抽選。
1グループ6人まで申請できるのですが、私たちは7人グループなので、4人と3人に分かれて抽選に挑みます。

抽選方法は簡単。
エントリーシートを提出すると、シートに番号がふられます。
後ほど、ビンゴマシーンを使って抽選されます。

一番最初に当たったグループが4人グループなら、残りは6枠。
そんな風に毎日抽選します。
上限は10人なので、10人に達したらその日の抽選は終了です。

みんなで初めての抽選。
ドキドキしながら番号を待ちます。

緊張の一瞬

結果は・・・落選!
この日は40組以上いたので、エントリーした人は100人くらいだったのかな?
残念でした。

気を取り直して観光に向かいます。
まずは、アンテロープキャニオン。

岩が見えてきたと思ったら、その中に降りて行く階段があります。
唐突にでてきてびっくり。
そんな裂け目があるとは思わない場所なのですが、ちゃんと降りていけます。

ここから下に降りて行きます

事前に予習とかしていなかったので、これにはびっくり。

こんなちょっとした広場があったり、

けっこう広い


こんなくねくね道があったり、

けっこう細い

ちょっとした冒険です。
ガイドさんにカメラを渡すと、幻想的な写真を撮ってくれます。
ちょっとしたポイントが、所々あるみたい。




もちろん空だって見えますよ。

偶然にもひこうき雲

はしゃぐJさんとそれを撮影するMちゃん。

探検隊気分

吸い込まれて行くR氏。

かなり狭い道

顔に見える岩。

女の人の横顔とのこと

地上は突き刺すような暑さなのに、谷底はひんやり涼しい。
見学しやすくありがたい場所でした。

ちなみにここはナバホ族(ネイティブアメリカン)の土地だったみたいです。
グランドサークルを回っていると、たびたび出会う「ナバホ族」という言葉。
日本に帰ったら、勉強しようと思っていることの一つです。

by K

2013年6月2日日曜日

グランドサークル1(キャンピングカー生活編)

ラスベガスからキャンピングカーに乗ってカナーブという町に向かいます。
初めてのキャンピングカーに大興奮の7人。
2週間7人旅の始まりです!

ちなみに私は小さいころキャンピングカーで暮らすのが夢でした。
ちょっとだけ夢叶ったー!

ここでキャンピングカーの写真をどうぞ。
名前は「はち」または「オーチョ」(スペイン語で8)。
Jさんが適当につけた名前だったのですが、メンバーが7人だったので8番目のメンバーは車というかっこいいネーミングになってしまいました。


かなり大きい車です

7人で生活するようなのでとても大きいです。
中はこんな感じに、広くて快適。
冷蔵庫、3つ口コンロ、オーブン、レンジがついてます。
ファミレスみたいなソファーと机があったり、シャワーとトイレももちろん完備。
※ 掃除が面倒なので、シャワーとトイレは使いませんでした。


お行儀悪くてすみません

宿より快適なキッチン周り
ファミレスソファー。机もあります
ダブルベッド。移動中にお昼寝中のS姐さん

一番後ろの部屋はクローゼットとダブルベッド。
KさんとYちゃんカップルが使うことになりました。
ここはドアも閉まるので個室になります。

あとの5人は、運転席の上に2人、ファミレス席に1人、ソファーに2人という感じで毎日アミダくじで決めて寝てました。
アミダくじをしても、毎日決まった人と、決まった場所で寝る毎日・・・
寝る前まではだいたい5人で大宴会。

使い勝手のよいキッチン。夜はバーになります
テキーラ+トニックウォーター+冷凍みかん

by K