2013年6月5日水曜日

グランドサークル5(いざ!ウェーブ編)

朝6時半すぎにカナーブを出発。
神様ことリチャードさんに登り口まで送ってもらいます。
さぁ、かかってこいウェーブ!

ここウェーブは一日20人しか(犬も一人とカウントされます)入場を許されていません。
そのうちの一人になれたって、けっこう運がよかったのかな?

「帰りは14時くらいに迎えにくるよ。もちろん遅くなってもいいよ。」と言い残し、爽やかに去って行くリチャードさん。
ありがたいことです。
車に積んであったゲータレードもくれました。

そこからは抽選時にもらった秘密の地図を見ながらウェーブを目指します。
簡単な写真と方角が載っているのみなので、迷ってたどり着けない人もいるとか・・・
広大な土地なので迷って亡くなったかたもいるみたいです。
まさに命がけ。
水も一人1ガロン(4リットル)持って行く事を奨励されています。

暑いのがとにかく苦手な私。
とにかく、ウェーブに速くたどりつきたい一心で歩きます。
砂地には人の足跡がたくさんあるので、自信を持ってすすめます。


こんなに足跡があるなら、この道であってるだろう

岩場を歩いたり、登ったり・・・


砂地と岩場

岩場をひたすら歩く

お日様がでなければ、あまり辛くはありません。
が、お日様の存在感はんぱないです。
とにかく暑い!
肌を出していると、水分全部持ってかれて疲れるので、肌を隠していったのですが、逆に汗だくだく。

2時間歩いてやっとウェーブっぽいポイントへ。
すごく小さい場所だったので、この先に写真でよく見るビッグウェーブがあるんだと考え進みました。


ウェーブっぽいポイントで記念撮影

さまようこと2時間。
お日様も頂点にのぼり、日陰はほとんどありません。
とうとう頭も痛くなりはじめてきました。

日陰を見つけてそこで少し休憩させてもらいました。
他の3人は、ウェーブ探し。
探しても見つからず、あたりには誰もいない。
仕方がないので、最初のウェーブっぽい所まで戻ることに。

うっすらお気づきの方も多いですよね?
最初のウェーブっぽいところが、ウェーブでした。
すごいところだ!という先入観があり、そこだとは誰も思わず・・・
ウェーブ地点にやたら人がいるので、メインのウェーブはどこかと聞いたら「ここだ」と。
あの地獄の炎天下の2時間はなんだったんだ・・・


the wave

ぎゅんって曲がってます

ここだったのね・・・

意外にも小さかったんですよね。
それでも不思議な地形を見ているのは、飽きませんでした。
旅にでて知ったのですが、火山とか、カルデラとか、地層とか大好き。
それだけでも、ここにこれてよかったな。

予想以上にふらついてしまったので、1時間くらい見学して帰ります。
またまた暑い中、戻って行くのですが、帰りは目印があまりないので、すぐに道がわからなくなります。
体力がないのに、ちょっと迷うとかは本当にきつい。
水を頭にかぶりながら、歩きました。

だんだん暑さで頭がもうろうとなり、頭痛もしはじめ、倒れるんじゃないか怖くなってきました。
前を向いても、後ろを向いても、右向いて、左向いても、人の気配はないですし、救急車がやってきてくれる保証もなし。

ここで倒れたら人生おしまいだ。

それだけを考えて、必死に歩きました。
途中から涙が止まらなくなり、泣きじゃくりながら歩いてました。
本当に暑いの嫌いなんですよね。
この体験がもとで、炎天下恐怖症になりました。
後の観光で、後悔することがでてくるのですが・・・

そして、やっとついた念願の駐車場。
リチャードさんがクーラーボックスに氷水を入れて、その中にゲータレードやアイスティーをたくさん冷やして待っててくれました。
私の顔色を見るとすぐに、ゲータレードをくれたリチャードさん。
遠慮しているひまはなく、冷たいゲータレードをがぶがぶ飲みます。
冷たくておいしくて安心して、やっと笑えるほどまで回復しました。

おまけ
砂漠地帯にだってお花は咲きます。





by K

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