2012年4月26日木曜日

2泊3日鉄道の旅

さーて、ストックしていた記事がなくなったので思い出して書いていきます。

3段ベットが二つ。


成都からラサまで2泊3日の鉄道の旅。
1日目は成都から西寧。
そして、2日目は青蔵鉄道で拉萨へ向かいます。
成都から拉萨への直通の切符もあるのですが、すぐに売り切れてしまうため闇マーケットで買うしか手段がないとのこと。
闇マーケットで購入するには手数料がかかると言われたので、乗り換えるルートを選んだチームチベット。

一つ目の電車。


成都から西寧の鉄道旅は快適そのもの。
Sくんとは申し込んだタイミングの関係で席が離れてしまったけど、それ以外は何も問題ありませんでした。
朝一で仕入れた北京ダックをつまみながら、車窓からの眺めを満喫したり、2人の若者の彼女の話を聞いてみたり。
いつもR氏と2人きりの移動。
4人で移動すると話す人がたくさんいるから楽しいなー♪なんて、のんきそのものでした。

そして、乗り換え。
憧れの青蔵鉄道。
駅の入り口でパーミット(チベットへの入域許可証)の写しを渡し、荷物検査をして(Kくんはナイフを没収されました)準備万端。

これに乗り込む予定です。


車両の入り口で切符を見せて乗り込もうとしたところ・・・
なぜか乗車拒否。
駅員さんは中国語しか話せないらしく、なぜ私たちが乗れないのかわからず。
慌てず騒がずパスポートを見せるも違う。
どうやら、パーミットを見せろと言っているらしい。
私たちが持っていたのはパーミットの写し1通。
でも、それって入り口で提出したじゃん!!

発車時刻まで30分。
指定席でチケットを買っているので、この列車にのれないと非常にまずい。
必死に入り口で渡したと説明するが、中国語しかわからないので伝わらず。
周囲に英語を話せる中国人はいない。

提出したパーミットを取り戻してくる!と入り口に走るR氏とSくん。
残されたKくんと私。
とりあえずこの状況を伝えようと筆談開始。
いろいろな漢字を駆使するものの、全然伝わらない。
じりじり迫る発車時刻。
R氏とSくんは戻らない。

なんとかこの状態をこの駅員に伝えなくては。
伝わったらどうにかなるかも!

その一心でKくんと私は、入り口の係員役と私たち役に分かれて何があったかを再現してみました。
2人とも大真面目でやってるけど、はたから見たらコントやってるみたいじゃん!!
オール日本語でKKコンビは演じきりました。
で、なんとか伝わるも電車には乗せてくれない。
しまいには鉄道警察も来て違う車両に乗れと促される。

Kくん作のネタ帳。必死で筆談してました。


切符を見せて「この車両に乗る!」とだだをこねる私。
いらいらしだす鉄道警察。
発車時刻まであと10分。
もうだめかと思っていたら、走ってきたR氏とSくん。
手にはパーミットの写し!

なんとか無事に乗り込むことに成功。
このときは本当にはらはらしました。

現場。この人たちともめました。


なぜ2人がパーミットの写しをゲットできたか。
駅の入り口にまで戻り、パーミットを提出した人を捜そうとするも誰もいない。
仕方がないのでまずは英語を話せる人を捜そうとするが誰一人英語を話せない。
どうするか2人で悩んでいたら声をかけられたそうです。

「どうかしましたか。」

まさかの日本語。
日本語ぺらぺらの中国人男性でした。
事情を話すとすぐに駅員に話を通して、パーミットを探しだしてくれたそうです。
その方のご職業。
日本人相手のツアーガイド。
私たちを助けるのに、これ以上の適役はいるでしょうか。

あの時、日本語が聞こえて本当にびっくりしたとR氏とSくんは笑いながら言ってました。
私とKくんも、2人でコントやっちゃったよーと笑って話しました。

少し(?)のトラブルがあったおかげで、ぐんと距離が縮まったチームチベット。
苦労して乗った青蔵鉄道の車窓からの眺めは最高。
ラサまで飛行機で行くのはもったいない!
鉄道の旅、おすすめです。







by K

2 件のコメント:

  1. 自分では経験出来ないような事をたくさんしているあなたたちの写真を見てたら、胸キュンしました。これから更新楽しみにしてるね。

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    1. ありがとう。日々新しいことだらけで楽しいよ!
      楽しみなんて言われたら、はりきっちゃうじゃないかー♪
      こっから先も小ハプニングの連続です。

      K

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