2012年4月29日日曜日

ベースキャンプ


テント群から車で15分程のところに、ベースキャンプがあります。
ここからエベレストにアタックするみたい。
ぽつぽつとテントが見えます。

エベレストベースキャンプ!

黄色いテントがたくさん。

さて、ここからが一番エベレストが近く見える地点です。
ここで日の入りを見たいと伝えてあるにもかかわらず、我らがガイドくん「写真を撮ったらすぐに車に戻ってこい」と言い出した。
彼いわく「日本人は問題を起こしたことがあるから、長居することを警察がだめだと言っている」とのことでした。
警察に「日の入り見たいんだけどいい?何時くらいになる?」と聞いたら「いいよ。20時くらいかな。」との軽いお返事いただきました。
もう・・・ガイドの仕事ってなに??
邪魔をすることなのか??

太陽光でお湯を沸かします。

私の中でイライラはピークに達していました。
4人で高台に向かって歩いているときに、ガイドくんから呼び止められました。
「俺たち先帰ってるわ。だから歩いて帰ってきて。」
「いや、送迎費用払うんだからそれはないだろ。もし、歩くとしたらもちろん半額になるんだよな。」
「それはわかんないよ。俺は知らないから運転手と交渉してくれ。」
それを聞いて私の何かがはじけとびました。
いっつもいっつも「わからない」「知らない」「わからない」「知らない」・・・
お前本当にガイドかよー!!!

「ファッ●ン!!!!」

町であったかわいこちゃん

まさか自分の口からこんな言葉が飛び出るとは。
すかさずSくんが運転手に聞きにいくと言い出してくれ、R氏と2人で聞きに行きました。
残されたKくんと私。

暴言はいてややこしいことになったらどうしよう・・・
口からでた言葉は戻らないし。
落ち込み始めた私を慰めてくれるKくん。

話し合いの結果、あっさり半額になったらしい。
(警察の許可がおりなかったのか、結局帰るまでドライバーさんとガイドは待っていた)

日の入りまで待つ事3時間。
寒すぎてR氏の体調はだんだん悪くなったり。
同じ日の入り待ちの中国人が双眼鏡を貸してくれて、エベレストをもっと間近にのぞくことができたり。
寒くてガタガタ震えてたら中国人がストール貸してくれたり。
中国人の優しさに救われた3時間でした。
エベレストがほんのり赤く染まった様を見ることができて本当によかったです。



そして宿に帰って夕飯タイム。
食事はすごく高かったです。
私とSくんはライスを頼み、Kくんが持っていた「ごはんですよ」をもらいそれを夕飯にしました。
「ごはんですよ」をご飯でいただいたのは初めてで、おいしさに感動しました。
のりとお醤油の味が愛しくてしかたなかったです。
よし、私も持ち歩くぞ!

おいしかったー!


夕飯食べて少し体があったまったら星空タイム。
みんな星空楽しみにしていて、夕飯食べ終わったらそわそわし始めて。
R氏はそんなみんなを微笑ましげに見ていました。
みんなで下を向いて宿を出て、せーの!で星を見上げたら。

満天の星空。
こんなにたくさんの星を見たことないです。
今まで見た星空で一番きれいな星空でした。
がんばってここまできたかいあったな。
私の知り合い全員に見せてあげたい。
流れ星も見ることできたし。

Kくん撮影

Sくん撮影



このチベットツアー。
本当にお天気に恵まれていて、なにもかもがすてきに見ることができました。
行くのは大変だけど、もう一度あの星空が見たいなー。

by K





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