宿から歩いて15分くらいのところに、オアハカの墓地があります。
とりあえず、お昼にのぞいてみたら屋台がたくさん並んでいて、お墓もきれいに飾られています。
ただ、お祭りというよりは日本のお盆に近い光景です。
お花を持って家族が訪れ、お墓を掃除して花で飾る。
特別な光景ではなく、淡々と穏やかに時間が流れているような気がしました。
夜にオアハカの墓地に向かうと、お祭り騒ぎ。
お墓の周りでお酒を飲んで、バンドが演奏して歌を歌っている。
アンプすら用意してあります。
そんな陽気などんちゃん騒ぎをしているところもあれば、ろうそくをともして家族でのんびり話している人もいます。
屋台ですれ違ったお兄ちゃんは泣いていました。
お墓でのんびり語らってる人が声をかけてきました。
誰かと思ったら、泊まっている宿のオーナーでした。
「兄弟と父と友だちがいるんだ」とのこと。
身近な人の大切な人が眠っている。
そう思ったら、今まで見てきた風景も違うものに見えてきました。
死者の日最終日の夜、オアハカの墓地にもう一度見学にいきました。
相変わらず屋台はにぎやかです。
雨が降ってしまったので、ご飯を食べながら雨宿り。
屋台のおばちゃんも、隣に座ってたおばさまも、我々が何人なのか知りたくてそわそわ。
「日本人だよ」
というと、喜んでくれて、これは辛いとかいろいろ教えてくれました。
雨がやんできたのでお墓に入ったら、メキシコ人の男の子にインタビューをうけました。
メキシコってインタビューの宿題が多いんですかね。
土日にテオティワカンへ行くと、インタビューされまくりだそうです。
「死者の日をみてどう思った」
日本と似てるなと思ったよ。ちがうところもあるけど。お墓の周りで音楽演奏したり、お酒飲んだり、興味深いよ。
「死者の日をみてなにが印象的だった」
笑顔
これが3人の答えです。
あきらかに私が答えたところがわかってしまいますね。
英語できないんだもん・・・
そこからまた進むと、音楽に合わせて踊っている家族がいました。
通りすぎるときに踊ってみたら、お酒のビンを開けてくれと頼まれました。
Kくんが挑戦して開かず、R氏が開けることができまして、まずは1杯ごちそうになりました。
メスカルというお酒。
テキーラに似てます。味も度数も。
そして、踊れということで踊ってみました。
10分後・・・
さらに盛り上がって2杯目を飲みだすKくんとR氏。
私はおばちゃんにつきっきりでダンスを習ってました。
3拍子ってなんてあんなに難しいのだろう。
旅出る前に習うべき物はダンスだと思いました。
30分後くらいにお別れをして宿に戻りました。
おかげで筋肉痛に。
この明るい家族も、大事な家族を思って踊ってるんですよね。
きっとお酒と音楽とダンスが好きで、明るい人だったんだろうな。
お墓の周りでとる家族の行動で、亡くなった人がどんな人なのか分かる気がします。
死者の日の静と動。
両方見学できてとてもよかったです。
自分が死んだら、お盆の日だけでいいからこんな風に楽しく思い出してほしいな。
家族を大切にしよう。
シンプルで大切なことをしみじみ感じさせられたお祭りでした。
きてよかった。
by K
あー、なんかこういうのいいよねぇ~。
返信削除観光地の景色とかよりも、
こんなやり取りの方が後々でも印象に残るよね。
久しぶりによい経験したなーって実感できました。
返信削除この時期にこなくちゃオアハカ好きになれなかったかも・・・
物価高いし、ツーリスティックですよ。
K
ホントこういうちょっとした人との交わりが旅の醍醐味だよね。
ぽっぽ先生は準備順調?
R